あなたのトイプードルは、定期的に健康診断をしているでしょうか。
「元気なら必要ないのでは?」と思う人もいるかもしれません。
ただ、犬は人間よりはるかに寿命が短く、長生きさせるためには健康管理が重要になります。
定期的に健康診断を受けさせ、病気などを早期発見・治療していくことが大切ということです。
この記事で理解できること
- トイプードルの健康診断料金
- 検査項目と内容
- 健康診断のメリット・デメリット
- 健康診断の必要性
- セカンドオピニオン
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目次
トイプードルの健康診断:必要性と料金
愛犬が健康診断を受ける際に一番気になるのは料金ではないでしょうか。
健康診断の料金は病院によって異なるものの、安ければ数千円、高いと3~5万円ほどになります。
検査項目の種類や数によって料金は変動します。
また、犬種や個体の大きさ、年齢で健康診断料金が違ってくる場合もあります。
健康診断の検査項目
ここでは、基本的な検査項目をご紹介します。
基本的な検査項目
- 問診
- 体重・視診・触診
- 尿検査・便検査
- 血液検査
- レントゲン検査
- 超音波検査
- 心電図検査
上記の検査項目をそれぞれ詳しく解説していきます。
問診
まずは問診から行います。
日頃の様子を愛犬に変わって飼い主が先生に伝えます。
例えば、「食欲はあるか」「元気はあるか」「異常はないか」などを説明します。
体重・視診・触診
愛犬が適正体重であるかどうかを確認します。
また、目視で目や耳の中、歯などを診察し、お腹や足、関節や皮膚などに触れつつ、異常ががないかを調べます。
尿検査・便検査
検尿を行い、尿結石や腎臓病、糖尿病かどうかを検査します。
また、便を調べることで寄生虫や出血が混じっていないかをチェックします。
検査方法としては自宅で尿と便を採取し、病院へ持参する形です。
血液検査
血液検査では、基本的に下記項目を調べます。
- 赤血球
- 白血球
- 肝機能
- たんぱく
- コレステロール
- 貧血
- 血糖値
上記の通りですが、調べる項目は病院によって異なります。
また、検査項目を増やすほど料金も増していきます。
採血方法は、前足や後足の静脈からの採血が多いものの、超小型犬で血管が細い場合などは、首から採血することもあります。
レントゲン検査
レントゲンでは、視触診(ししょくしん)で分からない骨や内臓の状態を調べます。
超音波検査
お腹や心臓に超音波をあてながら、内臓の動きや大きさなどをチェックします。
このとき、犬の体にゼリーをつけるため、嫌がる子もいますが辛抱です。
また、場合によっては超音波を当てる部分の毛を剃ってしまうこともあります。
心電図検査
心臓に機械を取り付けて、心臓の動きを調べます。
主に不整脈の発見に役立つ検査です。
動かないようにしなければならないため、麻酔をすることがあります。
健康診断のメリット
定期的に健康診断を行うメリットは次の通りです。
健康診断のメリット
- 早期発見・早期治療
- 検査対象外の異常個所を発見できる可能性あり
- 異常がなければ安心して過ごせる
一番のメリットは早期発見・早期治療です。
深刻な病気であっても早期発見できれば改善できる可能性は高まります。
また、早期発見により簡単な治療で済むことがあり、治療費を抑えることにも繋がります。
他にも、検査対象外の隠れ病が不意に見つかるケースもあります。
全く異常なしであれば安心して過ごすことも可能になります。
健康診断のデメリット
次に健康診断のデメリットです。
健康診断のデメリット
- 誤診の可能性
- 検査によって体に負担がかかる
- 経済的負担
健康診断のデメリットは金銭や時間、愛犬に対する負担です。
ただ、これは大きな負担ではないため、過度な心配は不要です。
一方で、誤診については注意が必要です。
2種類の誤診
- 第一種過誤=病気ではないのに病気と判定されること
- 第二種過誤=病気なのに病気ではないと判定されること
上記の通り、医師も人間なので100%誤診がないとは限りません。
不安であればセカンドオピニオンを決めておくことが大切です。
もし、診断内容に違和感があれば、セカンドオピニオンにて再度検査をするようにしてください。
トイプードルの健康診断:必要性と料金 まとめ
記事のポイントをまとめます。
健康診断の料金は検査項目数・犬種・大きさ・年齢により異なる
健康診断の検査項目は次の通り
- 問診
- 体重・視診・触診
- 尿検査・便検査
- 血液検査
- レントゲン検査
- 超音波検査
- 心電図検査
健康診断をするメリットは早期発見・早期治療
※健康診断が長寿のカギを握る
健康診断のデメリットは誤診の可能性がゼロではないこと
※セカンドオピニオンを決めておくべき