【トイプードルの口臭】原因と対策:子犬にも効果的

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愛犬の口臭に悩んだことはないでしょうか。

口臭の原因は様々であり、「これが原因です」と断定することは難しいです。

そこで、次の内容を解説していきます。

この記事でわかること

  • トイプードルの口臭の原因
  • 口臭から考えられる病気
  • 犬の口臭対策
  • 子犬も口臭について

当サイトコンテンツは、飼育員・動物看護師・小動物看護士・愛玩動物飼養管理士,救命士・ペット食育士・トリマー・ホームドッグトレーナーなど資格を持つ専門家が監修しています。

トイプードルの口臭:原因と対策 ※子犬含む①

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まずは、口臭の原因について解説していきます。

考えられる原因は、以下4つです。

口臭の原因

  • 口腔内の乾燥
  • 歯周病・口腔内疾患
  • 内臓疾患
  • ペットフードの劣化

それぞれ詳しく解説していきます。

口腔内の乾燥

犬の口の中は通常唾液で潤っています。

しかし、口腔内の水分が不足することで、唾液が粘っこく濃縮され口臭の原因になることがあります。

また、水分摂取量が少なかったり、鼻炎などで鼻づまりになったりすると口を開けている状態が続きます。

そうなると口腔内が乾燥し、唾液が濃縮され口臭が生臭くなったり魚臭くなったりもします。

このように、口臭と口腔内の乾燥は密接な関係にあるため、臭くなった場合は水分が足りているかどうかチェックしてあげてください。

歯周病・口腔内疾患

犬の口臭で一番多いのが、歯周病です。

歯周病については次の項目で詳しく解説していますので、ここでは省きますが、歯周病になると腐敗臭のような口臭を発生させます。

他には口腔内腫瘍が原因で口臭を発生させることも多く、歯周病と同様に腐敗臭のような口臭がします。口腔内腫瘍に関しても次の項目で解説していますので、ご覧になってください。

内臓疾患

口臭は、内臓疾患(胃・肝臓・腎臓)によっても発生することもあります。

以下を参考にし、頭の片隅に入れておいてください。

  • すっぱい臭いの口臭=胃の疾患
  • アンモニアのような臭いの口臭=腎臓や肝臓の疾患
  • 便臭のような口臭=便秘や腸閉塞

ペットフードの劣化

ペットフードは開封して空気に触れると酸化し、劣化していきます。

劣化したドッグフードを食べることで、食べかすからいつもと違う口臭がすることもあるでしょう。

古いドッグフードを食べさせ続けると口臭だけでなく、下痢や嘔吐の原因にもなるので注意してください。

トイプードルの口臭から考えられる病気

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口臭は、歯の十分なケアができていないことが最も多い原因です。

ただ、中には重大な病気が隠れていることもあります。

ここで、犬の口臭から考えられる病気を解説します。

口臭=考えられる病気

  • 歯周病(ししゅうびょう)
  • ガン
  • 肝硬変(かんこうへん)や慢性腎不全(まんせいじんふぜん)
  • 腸閉塞(ちょうへいそく)

では、それぞれ詳しく解説していきます。

歯周病

歯周病は基本的に、根尖部(こんせんぶ)と言われる歯の根っこ部分以外に起こります。

歯の表面に付着した歯石が増え、歯と歯茎の溝にも入り込み、歯周ポケットを形成し炎症が進んでいく病気です。

歯石の成分は多くが細菌であるため、歯周病を放置すると内臓にも異常が起こる可能性があります。

主な症状としては腐敗臭のような口臭で、初期では口臭以外の症状が見られることはほぼありません。

そのため、歯周病だと気がつかない飼い主は多く、進行すると歯槽膿漏を起こし歯がグラグラしてくるので注意してください。

歯周病は放置期間が長いと、細菌が顎の骨を溶かし、歯が抜けてしまうこともある怖い病気です。

また、口内の炎症も起こりやすくなり、痛みが出ることもあります。

これが原因で、ご飯を食べられない子も多いです。

ガン

口内に腫瘍ができて口臭が発生するケースもあります。

腫瘍が良性で小さければ、周囲の組織に悪い影響が出ることは少ないです。

ただ、悪性の場合は口内の組織や顎の骨にも異常が出て、歯周病と同じ腐敗臭を放つことがあります。

口臭以外にも元気や食欲の低下、よだれが酷くなるといった症状も出てきます。

犬の口腔内悪性腫瘍はメラノーマが最も多く、次に扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん)・線維肉腫(せんいにくしゅ)と続きます。

メラノーマ

口腔メラノーマは、領域リンパ節や肺への高頻度に転移する悪性度の高い腫瘍です。転移率は80%に及ぶ恐ろしい腫瘍です。

扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん)

扁平上皮癌は、皮膚や口腔内にカリフラワー状のしこりや赤く硬いしこりが出現します。(しこりを作らないケースもあり)通常は10歳以上の高齢犬に見られ、犬種は定まっていません。

線維肉腫(せんいにくしゅ)

線維肉腫は、皮下でコラーゲンを産生する線維芽細胞(せんいがさいぼう)が腫瘍化する病気です。体表や口腔内・四肢などあらゆる部位に発生し、深く広がります。※線維芽細胞は結合組織を構成する細胞であり、コラーゲンが線維化して腫瘍へ変化する可能性もあります

肝硬変や慢性腎不全

口臭は、内臓疾患が原因のこともあります。

肝臓や腎臓など、代謝や排泄に関する臓器に異常(内臓疾患)があることで口臭が発生します。

本来、代謝により体外へ排出されるべき老廃物が毒素として溜まってしまうためです。

これが原因の口臭は、アンモニア臭のような臭いです。

また、肝臓や腎臓の異常はかなり悪化しないと症状が出ません。

そのため、口臭が出る段階では肝硬変や慢性腎不全末期の可能性が高く、元気や食欲の低下、嘔吐や痙攣といった症状が見られます。

肝硬変

肝硬変とは、特定の病気を表す名称ではありません。さまざまな原因により肝臓がダメージを受け、本来の機能を失ってしまう状態を肝硬変と言います。肝臓は、代謝・解毒・タンパク質の合成など非常に重要な役割を果たします。肝機能の低下は犬の体に重大な影響を及ぼし、基本的に治ることはないので早期発見が大切です

慢性腎不全

慢性腎不全は、腎臓の機能が低下する病気です。犬は猫ほどの発生率ではないものの、高齢犬には比較的多く見られます。慢性腎不全は、腎臓機能が約3分の2が失われた頃から症状が現れます。異常に気付いた時点で慢性腎不全がかなり進行していた、というケースも多いです。失った腎機能は治療で取り戻せないため、進行を緩やかにする治療を行うしかありません

腸閉塞

胃の状態が悪いと、胃酸過多状態になることがあります。

これが起因して酸っぱい口臭になったり、腸閉塞になったりします。

腸閉塞になると便が正常に移動できなくなり、便の臭いのような口臭になることがあります。

トイプードルの口臭対策

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口臭の原因が深刻な場合は、病院での処置が必要になります。

一方、毎日のケア不足が原因であれば、適切な口臭対策をするべきです。

ここで、自宅で可能な口臭対策を紹介します。

自宅で口臭対策

  • 丁寧な歯磨きの習慣化
  • 歯ブラシ以外のケア
  • ドッグフードやサプリメントでのケア

丁寧な歯磨きの習慣化

口の中に食べかすを残すと歯垢が溜まり、歯石ができる原因になってしまいます。

そのため、丁寧な歯磨きの習慣化が大切であり、歯ブラシを使ったブラッシングが効果的です。

適切な歯磨きや、歯ブラシの使い方については次の記事で詳しく解説しています。

歯ブラシ以外のケア

ブラッシングは子犬の時から習慣付けることが大切です。

ただ、はじめのうちは中々奥歯まで磨かせてくれません。

その場合は、前歯を中心にブラッシングや歯磨きシートを使って歯垢を取り除くだけでもOKです。

もし、奥歯の歯磨きが難しいときには歯磨きガムを与えても良いです。

他にも、ロープやタオルなどを噛ませて引っ張って遊ぶのも有効です。

噛む刺激や摩擦により歯垢が落ちるからです。

ドッグフードやサプリメントでケア

ドッグフードはウェットタイプより、ドライタイプの方が歯垢になりにくいです。

ドライタイプは水分が少ないため、フードの残りカスが歯に付着しにくいからです。

食べるだけで歯磨き効果のあるフードなどもおすすめです。

また、歯周病は歯周病菌の増殖による感染症なので、口腔内の善玉菌を増やすと歯周病菌が減ります。

そこで、デンタルケアとあわせて口腔内の善玉菌を増やすサプリメントを使用すると効果的です。

口腔内環境を綺麗にすることで、口臭予防につながります。

トイプードルの口臭:原因と対策 ※子犬含む まとめ

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記事のポイントをまとめます。

口臭の原因は

  • においのきついものを食べた
  • 食糞
  • 不十分な歯のケア
  • 口腔内の乾燥

口臭の原因と考えられる病気

  • 歯周病(ししゅうびょう)
  • ガン
  • 肝硬変(かんこうへん)や慢性腎不全(まんせいじんふぜん)
  • 腸閉塞(ちょうへいそく)

口臭対策

  • 病院での歯石除去
  • 歯磨きの習慣化
  • 歯ブラシ以外のケア
  • ドッグフードやサプリメントでのケア

子犬時期から口臭はある

 

おすすめドッグフード

トイプードルの健康寿命を引き延ばすためにやるべきことは、「食育」です。人も犬も健康は体の内側から作られるものであり、これを怠ると、たとえ我が子のように可愛がっている愛犬でも短命に終わります。「どんなフードを与えるか」が重要だということです。

それにも関わらず、多くの人は「犬の食べ物なんて何でもいいでしょ」「これは体に良さそうだから・・」といった適当な食生活を送らせてしまいます。これでは、自ら我が子を短命に導いているようなものです。

例えば、あなたをいつも癒してくれる「愛犬との別れ」を実際に体験したことはあるでしょうか。私はほぼ同時期に2匹を失い、そのとき深い悲しみと自己嫌悪にさいなまれました。適切な栄養管理を怠り、愛情を注いでいるという思い込みだけで接していた自分に気付いてしまったからです。

犬の平均寿命は15年以上です。しかし、食に関する「私の知識不足により」2匹の愛犬は12年間しか生きることができませんでした。こうした深い悲しみを避け、愛犬の健康寿命を引き延ばすためには「あなたのトイプードルに合ったフード選び」が重要になります。犬専用フードなら何でも良いわけではありません。

フードによって「胃腸に優しい」「歯周病」「歯石」「口臭」「食べやすい」「活動量」「栄養バランス重視」など特徴が異なり、愛犬の環境に合わせて使用・併用すべきです。

以下のページでドッグフードの特徴を解説しているため、それぞれの違いを学ぶことで、トイプードルの健康寿命を引き延ばすことができるようになります。

トイプードル・お勧ドッグフードの特徴と違い

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